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INTA 旧会員インタビュー


INTA 国際ナチュラルセラピー協会では、旧会員さんが日頃ナチュラルセラピーをお仕事に取り入れていらっしゃるご様子をインタビュー形式でお届けしていきます。



【コルズ純子さんとの対談】
第1回:病院看護にアロマを取り入れたキッカケ

神戸海星病院ご勤務の看護師さん、コルズ純子さんとのお話を3回に渡ってお届けします。
神戸海星病院は、神戸の六甲の見晴らしのとってもすばらしい山手にある、外国人の患者さんも多い国際色豊かな病院です。



●純子さんは看護師さんとお伺いしていますが、まずはプロフィールをお聞かせ下さい。

■看護師歴20数年となり、20年ほど前にオーストラリアに看護留学して、アデレードやブリスベンでも働いていました。 今は神戸にある総合病院(ベッド数約200床)で中間管理職として働いています。

●純子さんは、病院で日常的にアロマをご利用になっていらっしゃるのですよね。
素人の感覚ですと、病院でのアロマ利用とだけ伺いますと、果たしてお医者様がすんなりと受け入れてくださるかという心配が浮かぶのですが。

■使用前には主治医や皮膚科などに確認を取って使用しますが、全く問題ありませんし、ドクターからの否定的な反応も今までには経験していません。

●そうでしたか。少々意外でした。(^^;)
というのも、失礼ながら、「お医者様は固い」というイメージがあったのです。

■ドクターも昔とは随分変わって、良くなっているのですよ。
ナースや他のメディカルスタッフとの協力なくしては良い医療は提供できないし、コミュニケーションもよくとれていますよ。すべての病院がそうかは分かりませんが。


●お医者様も随分と変られたのですね。
昨今、病院でのトラブルが表立ってきたこともいい方向に影響されるといいな、と思っております。病院も相互協力が大切なんですね。
ちょっと話しはズレますが、相互協力という意味では、お医者さんも各種の技師さんや看護師さん達も、皆対等なのだと思います。とかく「お医者さんが偉い」という印象になる傾向がありガチですが、そうではないのですね。。

■もちろん個人差はあるでしょうが、私が働いている病棟では、ドクターもナースも他のスタッフも、それぞれ独自の責任範囲があって、そこはお互い信頼して任せている、という雰囲気はあると思います。

●ところで、昨今病院でアロマをご使用になるというのは、他の病院と比較した場合、『特別』なことなのですか。それとも「あら、そう。あなたの所も使っているの。」という違和感のないものでしょうか。

■少しづつ使われてきている、とは言ってもまだまだ知らない人が多いのが現状なので、どこでも使われている訳ではないですね。まだまだこれからだと思います。

●そうですか。これから、ということですが、病院で利用する際には何か制約はあるのでしょうか。

■一部の代替療法を中心とした医療を行う病院では、アロマもその治療の一環として自費医療で請求できるのですが、一般の病院の場合は患者さんにアロマのオイルを使って20分以上(だったと思う)マッサージした場合、マッサージの点数は取れますが、オイル代の点数は取れません。
毎日行うような場合は患者さんや家族の同意が得られれば、オイルを買ってもらうことになります。今まで何人かそのようにしましたが、私が窓口になって購入するわけです。制約があるわけではないですが、まだアロマの看護利用という領域では制度が確立していないので、継続して続けるには問題が多くあります。


●なるほど。。。そうでしたか。
純子さんが中心になってアロマの対応をされている段階のように拝察します。そうすると病院で取り組むというより、純子さんの周辺で広がりつつあるという感じでしょうか。純子さんのご負担が大きいかもしれませんね。

素人イメージですが、医療関連では病院よりも 老人関連の施設などのほうが導入しやすい環境なのかな、とも感じます。それは、施設の方が病気治療そのものよりも 精神的なケアやリラックスが焦点になるのでは、と思ったからなのです。どんなものなのでしょう。

■そうですね。アロマ学会などでの発表でも老人保健施設、産科領域、ホスピス などで使われていることが多いと感じます。

●さて、純子さんがアロマを試すキッカケは どのようなことだったのでしょう。 差し支えない範囲で、是非お聞かせ下さい。

■きっかけですが、思い起こしてみると麻紀子さんやE-Conceptionとの縁を感じます。
5年ほど前になりますが、プライベートな問題でいろいろストレスをかかえていて、不眠、頭痛、手足のしびれ、肩こりなど、とても体調が悪かったのです。体調不良の理由はある程度分かっていたので、西洋医学の治療で内服薬ばかり処方されても無駄だと思ったので、インターネットで調べてレイキを受けに行ったのです。
そのレイキを受ける時にいい匂いがしてそれがアロマとの一番最初の出会いです。その時のことがとても印象的でネットでいろいろ検索して出会ったのが麻紀子さんのE-Conceptionサイトでした。初期の頃の実験で猫のノミ除去にユーカリを使ったということが載っていました。それで興味を持ってサイトをちょこちょこ見たり精油を買って使ってみたりしていたのです。

■ちょうど、そんな頃に病棟での看護研究のテーマが見つからずにスタッフが困っていて----毎年、病棟単位で看護の質を改善できるテーマで研究発表するのです---- アロマはどう?と話したところ、面白そうと皆も興味を持って、その年と次の年にアロマをテーマに看護研究したのです。
それで言い出した以上、私も勉強しなくてはと、アロマセラピー学会(これはメディカル関係者のアロマ学会)やアロマテラピー協会に入会してアロマの奥深さに目覚めたと言う訳なんです。
それからは、病棟で使用したり日常生活やセルフケアーに使ったりして今に至っています。


●アロマのキッカケは、ご自身の体調だったのですね。私は、香りの効果をどこかでお聞きになったのか海外の療法を聞かれたのが きっかけかしら...と勝手に推察しておりました。(^^;) やはりご自分で体験されたからこそ応用がきくのかもしれませんね。
少し話は脱線しますが、差し支えなければレイキのどの部分に魅力を感じられたのでしょう? 他にもマッサージや、針灸なども 選択があると思ったのです(^^;)。 私はレイキの体験もなく、不勉強で漠然としか知らないので恐縮ですが。

■そうですね。その頃は体調がとても悪かったので「身体のエネルギーバランス」を整えることに興味があり、バーバラブレナンの「光の手」と言った本をよく読んでいたのです。自分のエネルギーバランスがくずれていてネガティブエネルギーが滞っているような気がしていたのです。
それで気功にも通っていたし、レイキにも行ってみようと思ったのです。 その当時の私には必要なことだったと思います。



★ インタビュアー矢野昭子のひと言
病院にお勤めでいらして、体調が悪くなられたと伺うと、病院での治療やお薬を試されるのでは、というイメージもしていましたが。
身体全体をみつめて、心身両面からのエネルギーバランスを整えるという感性をおもちの点、ご自分の身体や体調について偏りのない見識を持っていらっしゃると思いました。
僭越ながら、純子さんの心身のバランス感覚のよさや守備範囲の広さを感じます。



続きは【第2回:病院看護でのアロマ活用の実態】をご覧下さい!

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